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2023 年度 研究成果報告書

MOF触媒による遠隔配向基を用いた分子変換反応

研究課題

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研究課題/領域番号 21K05072
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分33020:有機合成化学関連
研究機関島根大学 (2023)
青山学院大学 (2021-2022)

研究代表者

澤野 卓大  島根大学, 学術研究院機能強化推進学系, 准教授 (80846303)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードMetal-Organic Frameworks / BINOL / 単座ホスフィン / 選択的反応 / 不斉アルキル化反応 / 水素化反応
研究成果の概要

本研究ではMetal-Organic Frameworks (MOF)を用いた遠隔位での位置選択的な反応を達成するために、様々な新規MOFを合成した。光による脱保護反応を利用することでBINOLを基盤としたUiO型のMOFの合成を行った。合成したMOFはアルデヒドとジアルキル亜鉛による不斉アルキル化反応に利用することができ、良好なエナンチオ選択性を与えた。また、単座ホスフィンを基盤とした2種類のMOFの合成にも成功し、水素化反応や環化反応に対して触媒活性を示した。

自由記述の分野

有機化学、無機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

MOFは従来の均一系の触媒では実現できない空間を提供することから有望な不均一系触媒であるが、その開発は遅れている。本研究によって、BINOLや単座ホスフィンを基盤とした新たなMOFの合成が達成できた。BINOL型のMOFでは光脱保護による有効なMOF合成ルートを示すことができ、単座ホスフィン型のMOFは均一系の触媒をはるかに超える活性をもつ触媒を実現することができた。

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公開日: 2025-01-30  

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