研究成果の概要 |
本研究では、以下に示す成果を得た。(1) 外部刺激に応答して可逆的に伸縮運動する二重らせんホウ素ヘリケート (単量体) の段階的な高分子化を目指し、二量体 (配位子) として、オクタフェノール誘導体を合成した。(2) 伸縮可能な二重らせん分子・高分子の基板への固定化を目指し、両末端にトリメチルシリルエチニル基を有する二重らせんホウ素ヘリケートを合成するとともに、その構造を保持したまま、エチニル基へと変換した。(3) 伸縮可能な二重らせん骨格からなるハニカム構造を有する二次元シートの作製を目指し、ベンゼン環の1,3,5位にテトラフェノール誘導体を導入した三分岐型分子 (配位子) を合成した。
|