本研究は、糸状菌A. gossypiiのリボフラビン生産をフラビンタンパク質に注目して解析をした。フラビンタンパク質はフラビンモノヌクレオチド(FMN)やフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)を補酵素とするタンパク質であり、リボフラビンはそのFMNやFADの前駆体となる。本研究では、アセト乳酸合成酵素や酸化ストレスがリボフラビン生産に関係することが明らかとなった。本研究でリボフラビン生産とフラビンタンパク質の関係を新たに解明した。今後本研究の結果をもとに、A. gossypiiのリボフラビン生産機構の全容解明と過剰生産株の構築を目指す。
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