カンピロバクター(C. jejuni)は高い運動性を持ち、食品内部への移動が懸念される。従来の2次元での細菌の運動性評価ではなく、ろ紙を利用し食品中への移動を想定した細孔中での3次元条件下でのC. jejuniの運動性+バイオフィルム(BF)形成能の評価方法の確立ができた。本手法によりエッセンシャルオイル等の天然抗菌物質が揮発条件下でC. jejuniの運動性を抑制することが示され、一方でアルコールや次亜塩素酸Naは噴霧条件でもC. jejuniを阻害できなかった。食肉表面にC. jejuniを接種した実験でもC. jejuniの低減が確認された。
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