生体内における食品成分の糖化抑制作用評価法として、従来の動物を用いた方法の代替として線虫C.elegansを用いる方法の可能性を調べた。その結果、線虫の体内糖化はヒト同様に加齢に伴い進んでいくことを明らかにした。さらに線虫の体内糖化を簡便に測定する方法としてタンパク質抽出液中の蛍光性AGEs由来蛍光強度を測定する方法を確立した。この測定方法を用いて、線虫にin vitroにおいて抗糖化作用のある食品成分を投与し、体内糖化への影響をみることで線虫を用いた簡便な抗糖化性評価方法を確立することが出来た。
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