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2023 年度 研究成果報告書

CEP ペプチドを介した植物免疫の新制御機構

研究課題

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研究課題/領域番号 21K05597
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

豊田 和弘  岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (50294442)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード植物免疫 / 内生サプレッサー / CEP ペプチド / 免疫抑制 / シロイヌナズナ
研究成果の概要

植物は自身の免疫を負に調節する因子(内生サプレッサー)を備えている。これまでに、シロイヌナズナからの精製を進め、その1つが CEP5 ペプチドであることを明らかにした。実際、化学合成した CEP5 ペプチドで処理した植物体では MAMP 誘導性の ROS 生成やカロース生成は抑制され、本来感染しない不適応型菌による感染が成立する。本研究課題では、シロイヌナズナの CEP ペプチドのうち、グループⅠ(CEP1-12)およびグループⅡ(CEP13-15)から CEP1、3、5、グループⅡから CEP14 を合成し、これらの免疫や成長に対する作用の冗長性と特異性について示した。

自由記述の分野

植物病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

傷害や感染時に植物体内で生成される内生エリシターについての研究例は多数あるが、植物免疫を抑制する内生サプレッサーの作用機構を明らかにしようとする研究は世界的にも少ない。このような状況の中、CEP5 ペプチドが、植物の免疫と成長を調節しうることから、それらのトレードオフを調節する有力な鍵分子であると考えられた。この研究の延長上には植物の「成長」と「防御」の人為的制御もあり、その仕組みを利用した作物生産が現実となれば食料生産に大きなインパクトを与え、波及効果は計り知れない。

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公開日: 2025-01-30  

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