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2023 年度 研究成果報告書

味認識装置を用いた味分析による日本産ナメコの「味」の見える化

研究課題

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研究課題/領域番号 21K05721
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40020:木質科学関連
研究機関長野県林業総合センター

研究代表者

増野 和彦  長野県林業総合センター, 特産部, 技師 (50450820)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードナメコ / 味認識装置 / 味分析 / 美味しいきのこ生産 / 優良育種素材 / 味の数値評価
研究成果の概要

本研究では、美味しいナメコ生産への道を開くための技術的な基盤の構築を目指し、味認識装置による味の数値評価、いわゆる「日本産ナメコの味の見える化」によって味に特徴のある優良育種素材の選定に取り組んだ。その結果、日本国内から採取した野生株から美味しいナメコの優良育種素材5系統を選抜した。次に、旨味値、苦味雑味値、旨味コク値を用いて主成分分析を行い、その結果を図示して菌株間の味の特徴を分けることができた。さらに、これらを基に考察したところ、ナメコの味に一定の地域間差が認められ、評価基準である「苦味雑味値が小さく旨味値が大きい」に最も適合する菌株の比率が高い県は石川県であることが分かった。

自由記述の分野

きのこ栽培、きのこ育種

研究成果の学術的意義や社会的意義

味認識装置による味分析によってナメコの味を客観的に評価するための数値評価法を開発し、日本国内から採取した野生株から優良育種素材を選抜した。また、この手法によってナメコ野生菌株の採取地によって味に地域間差があることを明らかにした。これらによって、日本の代表的な栽培きのこナメコについて、美味しいきのこ生産技術への道を開き、消費拡大に貢献することができる知見が得られた。さらに、ブランド化した高級ナメコ生産のための基準を提示することができた。

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公開日: 2025-01-30  

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