研究成果の概要 |
本研究では、褐藻のフコキサンチン生合成経路を明らかにするために、既知の植物カロテノイド生合成遺伝子と相同な12個の遺伝子を見出した。次に、大腸菌発現系を用いて機能解析した結果、PSY1,2, PDS1, ZISO1, ZDS1, CRTISO1,2, LCYb1, CYP97B2, について活性を検出することができた。一方、下流経路の反応に関わる可能性のある遺伝子を探索したが、候補遺伝子を見つけることができなかった。また、珪藻のVDL1と相同な遺伝子の機能解析を行う中で、大腸菌で初めてネオキサンチンを生産することができるようになり、下流の遺伝子解析を容易にした。
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