研究課題/領域番号 |
21K05881
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
西村 誠一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 上級研究員 (70354090)
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研究分担者 |
米村 正一郎 県立広島大学, 生物資源科学部, 教授 (20354128)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 一酸化二窒素 / 硝化 / 脱窒 / ポリフィルム / 硝酸肥料 / 土壌中酸素濃度 |
研究実績の概要 |
研究代表者の西村が令和3年4月に異動(転勤)になり、異動先の所属部署において実験用器材の購入、分析機器の整備および試験圃場の確保等を一から行うこととなった。 本研究に適切なサイズのガス採取用チャンバーが異動先の部署には無かったことから、新規でチャンバーを設計・制作した。ニンジン等の露地野菜栽培試験を想定して、30cm×30cm×高さ15cmのチャンバー本体、および30cm×30cm×高さ30cmの増設用チャンバーを制作した。N2O分析用のガスクロマトグラフは当該部署で整備されていたが、NO分析用のNOx計は当該部署には無く、高額なため本課題の資金での購入も困難であったことから、所属研究機構の機械整備費の募集に応募をした。審査の結果、採択されてNOx計を購入することができた。令和3年度末に納品されたNOx計の動作確認・調整を行った。研究所の圃場管理部署に圃場使用の申請をして、令和4年度から使用する試験圃場を確保した。確保した試験圃場は排水性がやや悪い水田用の土壌であり、排水性の悪い圃場で転換畑栽培試験を行うのに適した圃場と見込まれる。その他、試験に必要な温度・水分センサーおよび記録計、栽培に必要な各種資材を購入・準備した。 また研究分担者の米村も、通気式ガスフラックス同時連続測定システムの整備・不具合解消等に時間を要した。 以上の結果、令和3年度中には試験の開始には至らなかったが、圃場試験・室内試験の準備は概ね整いつつある。令和4年度には圃場でのニンジン栽培試験および室内での土壌培養試験を開始できる見込みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の西村が令和3年4月に異動(転勤)になり、異動先の所属部署において実験用器材の購入、分析機器の整備および試験圃場の確保等を一から行うこととなったため。 また研究分担者の米村も、通気式ガスフラックス同時連続測定システムの整備・不具合解消等に想定よりも多くの時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度中には試験の開始には至らなかったが、圃場試験・室内試験の準備は概ね整いつつある。令和4年度には圃場でのニンジン栽培試験および室内での土壌培養試験を開始して、データが得られる見込みである。最終年度までに本研究の目的を達成できるよう、引き続き取り組んでいく。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度に実施する予定だった圃場試験・室内試験ともに次年度に実施することとなったため、実験開始後に生じる予定であった一部の経費が次年度使用額となった。
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