研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間期染色体構造に対するコンデンシンIIとコヒーシンの役割に関しては、これまでに多くの報告があるが統一的な理解が得られていなかった。本研究では、コンデンシンIIとコヒーシンの同時除去の欠損表現型を細胞周期のステージで解析し、これまで知られていなかった役割を見出した。申請者の従前の研究では、S期のコンデンシンIIとコヒーシンの拮抗作用を報告しており(Ono et al., J Cell Biol. 200:429-441,2013)、これらは染色体構造に対して、細胞周期ステージに応じた異なる関与することを明らかにした点で本研究は学術的意義がある。
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