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2023 年度 実施状況報告書

両親媒性ペプチドを用いた新規クライオ電顕グリッド作製技術

研究課題

研究課題/領域番号 21K06056
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

川崎 政人  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (00342600)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードクライオ電子顕微鏡 / タンパク質 / 単粒子解析 / グリッド / 両親媒性ペプチド
研究実績の概要

近年急速な発展を遂げたクライオ電子顕微鏡単粒子解析において、グリッド作製が現在の最も主要なボトルネックと言える。本研究では両親媒性ペプチドを利用
することにより、クライオ電子顕微鏡単粒子解析における(1)粒子のカーボン支持膜への吸着、(2)粒子の選択配向(preferred orientation)、(3)粒
子の気液界面(air-water interface)への衝突、という3つの根本的な問題を解決する新規グリッド作製技術の開発を行う。
本年度は標的蛋白質について、両親媒性ペプチド付加の有無それぞれのクライオ電顕データを取得して単粒子解析を行い、ペプチド付加の影響を調べた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

他業務の多忙のため、十分な量のデータを集めることが出来なかった。

今後の研究の推進方策

複数の標的蛋白質について、両親媒性ペプチド付加の有無それぞれのクライオ電顕データを取得して単粒子解析を行い、ペプチド付加の影響を詳細に調べる。さらに、ペプチドを付加した蛋白質の氷の中での分布の様子をクライオ電顕トモグラフィー測定により確認する。

次年度使用額が生じた理由

本年度購入しなかった物品があるため繰越金が生じたが、翌年度に購入する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 両親媒性ペプチドを用いた新規クライオ電顕グリッド作製技術2023

    • 著者名/発表者名
      川崎政人、守屋俊夫、安達成彦、池田聡人、稲葉理美、千田俊哉
    • 学会等名
      2023年度生理研研究会「クライオ電子顕微鏡とその周辺」

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公開日: 2024-12-25  

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