現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度について下記の研究を行い、さらに現在解析を続けている。 A-1) Sg2, Sg3およびプロセッシング酵素群について、新規抗体を作製して免疫沈降法で結合解析を行なった。各グラニンタンパク質とプロセッシング酵素タンパク質群で明確な違いを得られた。 A-2) SG3はホルモンだけではなく顆粒内修飾酵素を運ぶことを明らかにした(論文準備中)。 B-1) WT, Sg2-KOマウス、Sg3-KOマウスの脳下垂体からmRNAを精製しDNAアレイによるデータを比較することで、視床下部-脳下垂体-副腎系ホルモンがSg2, Sg3で別個の制御を受けることを新たに見出した。現在はqRT-PCRを利用してホルモン放出因子の発現量を比較検討している。 C-1) Sg2-KOマウス、Sg3-KOマウスを掛け合わせることでSg2/Sg3ダブルヘテロマウスを作製(済)して、さらにSg2/Sg3-ダブルノックアウトマウスの作出を目指している。各ノックアウトマウスとダブルヘテロマウスを用いてSg2とSg3の機能を解析している。
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