研究課題/領域番号 |
21K06110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43040:生物物理学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森脇 由隆 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70751303)
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研究分担者 |
村瀬 浩司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50467693)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 農芸化学 / タンパク質科学 / タンパク質構造予測 / 自家不和合性 |
研究成果の概要 |
本研究ではアブラナ科の自家不和合性を制御するタンパク質、SRKとSP11の配列相同性と構造についてのMultiple sequence alignment(MSA)と、2021年登場されたAlphaFold2とColabFoldを組み合わせることで、非常に困難とされたこれらのタンパク質の高信頼度な構造モデリングを可能にすることを示した。
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自由記述の分野 |
生物物理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SRK, SP11タンパク質構造およびそれらの複合体の高精度な予測が可能になったことで、アブラナ科の自家不和合性機構が構造的に可視化され、分子論的な理解が大きく進むことが期待される。また、この研究成果を元に将来的に人工的なSP11分子の創出を行うことでアブラナ植物の受粉機構を人為的に制御することが可能になれば、我々人類の食卓に上る、キャベツ、ブロッコリー、小松菜などの主要なアブラナ科の野菜を生産する育種現場において、遺伝的に望ましい形質を持つ品種を選択的に保存または改変することができるようになることが期待される。
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