研究成果の概要 |
本研究では、出芽酵母を用いた先行研究で見出した、トランスゴルジネットワーク(TGN)によるRab5ホモログVps21pの活性化とVps21p局在エンドソーム形成の分子機構の解明に取り組んだ。この結果、3種類のTGN局在性クラスリンアダプター、AP-1複合体、GGAアダプターおよびEpsinホモログが、それぞれ異なる役割でVps21p活性化に関わることを明らかにした(Nagano et al., 2023, JCS)。これらの研究成果は、広く真核生物に保存されているエンドソーム形成・成熟の分子機構の理解のみならず、このオルガネラがかかわる様々な疾患治療法の確立にもつながるものである。
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