CPC複合体は、Aurora kinase、INCENP、Borealin、そしてSurvivinから構成される。しかし、Survivinのオルソログは動物と菌類でしか同定されていなかった。 研究代表者は、植物のSurvivin様タンパク質としてBORI1とBORI2を同定した。驚くことに、BIRドメインを介して染色体に結合するSurvivinとは異なり、BORIsはFHAドメインで染色体に結合した。配列比較の結果、BORIsとSurvivinは、もともと同一のタンパク質に由来し、その後の進化の過程で、各生物群において異なる染色体結合ドメインが付加されるという収斂進化が起こったことが示された。
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