研究課題/領域番号 |
21K06325
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
塚本 健太郎 藤田医科大学, オープンファシリティセンター, 講師 (00582818)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 種を超えた多型 / プロテアソーム / 対立遺伝子 / 免疫プロテアソーム / プロテアソームサブユニット / 二型性 |
研究実績の概要 |
哺乳類の免疫プロテアソームを構成するサブユニットのうち、プロテアーゼ活性を有するサブユニットとしてPSMB8, PSMB9, PSMB10の3種類が存在する。硬骨魚類ではさらにPSMB9-like遺伝子とPSMB10-like遺伝子が存在し、アミノ酸配列からプロテアーゼ活性を有するサブユニットをコードすることが示唆されている。そこで、硬骨魚類ニホンメダカの培養細胞において、PSMB9-likeとPSMB10-likeが免疫プロテアソームのサブユニットとして取り込まれているかを検証した。本年度は、PSMB9-like遺伝子とPSMB10-like遺伝子のそれぞれを強制発現する安定細胞株の作成を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度では、PSMB9-like遺伝子とPSMB10-like遺伝子のそれぞれを強制発現する安定細胞株から免疫プロテアソームを精製し、PSMB9-likeとPSMB10-likeがサブユニットとして取り込まれているかウエスタンブロットで確認する予定であった。安定細胞株の作成に時間を要したために遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度、まずウエスタンブロットによりPSMB9-likeとPSMB10-likeがサブユニットとして免疫プロテアソームに取り込まれているかを確認する。さらにニホンメダカの培養細胞から組換えIFN-γにより誘導されたPSMB8を含む免疫プロテアソームを精製し、多種の合成ペプチド基質を用いてPSMB8の二型間の切断特異性を比較する。
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次年度使用額が生じた理由 |
多種の合成ペプチド基質を用いてPSMB8の二型間の切断特異性を比較する予定であったが、計画が遅れたために多種の合成ペプチド基質の購入を見送った。次年度に当該消耗品を購入する予定である。
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