ホタルイカモドキ:マイクロサテライトマーカーを開発し、メスに付着した精子塊の父性を調べたところ、乱婚であることが分かった。さらに、繁殖期の後半になると性比がオスに偏り、それに応じて精子受け渡し場所に多様化が見られた。 ヒメジンドウイカのメスには精子受け渡し場所が3か所あることを発見した。3か所の使われ方には法則性があり、初めて交接が行われる時には必ず周口膜であり、最後に目の後ろが使われることがわかった。さらに少数のオスが全て3か所を使う場合も観察された。この現象はオスがメスの状態を評価する新たな精子分配戦略と考えられる。
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