研究課題/領域番号 |
21K06336
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
Ulanova Dana 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 講師 (70610129)
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研究分担者 |
諸野 祐樹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 主任研究員 (30421845)
若松 泰介 高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 准教授 (60597938)
尾仲 宏康 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (80315829)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | テルペン / 微生物 / 相互作用 |
研究実績の概要 |
微生物は陸上及び水圏などの様々な環境に豊富に存在しているが、彼らは必ずしも単独で生活をしているわけでなく、様々な微生物や動植物と相互作用を取りながら生息している。しかし、海底下の微生物間相互作用については、不明な点が多い。本研究では、陸上・海洋微生物間の相互作用に重要な役割を持つテルペン系天然物(微生物の産物)を基軸に、海底下微生物に生産されたテルペンの同定とその作用の調査を行い、海底下微生物間相互作用に関しての知見を得ることを目的とする。 本年度には、昨年度に確立した分析手法による海底下微生物の産物調査を続き、堆積産物の水分量は揮発性化合物の回収・分析に何の影響を調べた。現在、実験データを解析中である。 更に、海底下堆積物由来DNAライブラリーを用い、テルペン系天然物により海底下細菌の遺伝子発現誘導を解析したが、発現誘導が検出できなかった。検出できなかった理由は①本サンプルにテルペンにより誘導される遺伝子が存在していない、または②DNAライブラリーには今回使用した実験条件が合わない、であると考えている。現在、新たな実験条件が検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
誘導発現スクリーニング法を用い、テルペン系天然物による海底下微生物における遺伝子の発現誘導をできなかった。
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今後の研究の推進方策 |
誘導発現スクリーニング法の条件を検討し、テルペン系天然物による海底下微生物にお ける遺伝子の発現誘導実験を続く。確立した培養・産物採取・分析手法による海底下微生物の揮発性有機化合物の調査を続く。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染拡大により、参加予定した学会はオンライン開催または海外出張予定がキャンセルになり、旅費を使用しなかった。令和5年度に旅費及び消耗品として使用する。
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