近年、我々はマウス大脳皮質第5層の主要なニューロンがサブタイプ特異的にカラム状のクラスター(以下、微小カラム)を形成していることを見出したが、その発生機構を不明である。本研究課題では微小カラムの発生機構を明らかにするため、透明化された胎生17日齢終脳の全脳サンプルから、皮質下投射ニューロンと推定されるCTIP2(+)ニューロンの三次元座標を解析し、胎生17日齢ですでに細胞タイプ特異的微小カラムが存在することを明らかにした。また放射状グリア細胞を蛍光標識することで特定の放射状繊維近傍にCTIP2(+)ニューロンが局在していることも明らかにした。現在、これらの結果をまとめた論文を投稿準備中である。
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