インテグリンαvβ5に高い結合性を示すRGD(Arg-Gly-Asp)X1X2配列を含むラミニンα5鎖のペプチドを同定し、これを用いたペプチド-マトリックスがiPS細胞の培養に有効であることをみいだした。ラミニンα5鎖の活性ペプチドhA5G18 (DDFVFYVGGYPS)が、アミロイド線維を形成することにより細胞接着活性を示すことを解明し、そのアミロイド線維形成のコア配列を用いて機能性アミロイド線維を創製しバイオマテリアルとしての有用性を示した。弾性線維を形成するエラスチン由来のペプチドの重合体にラミニン活性ペプチドを結合し、熱応答性ペプチド-マトリックスの開発を行った。
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