研究課題/領域番号 |
21K06637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
中嶋 聡一 近畿大学, 薬学総合研究所, 研究員 (50724639)
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研究分担者 |
中村 誠宏 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (20411035)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 神経新生 / 認知症治療薬 / 標的タンパク質 / 糖化タンパク質 / オオバゲッキツ / オトメアゼナ |
研究成果の概要 |
新しいメカニズムによる認知症治療薬シード化合物の探索では、5種の生薬からカルバゾール型アルカロイドなどをはじめとする有望な化合物を数点見出した。上述メカニズムでは作用を期待出来なかった生薬成分についても、フェニルプロパノイド配糖体などにAβオリゴマー仮説に基づく認知機能障害抑制作用を見出した。また本研究を実施する上で主要な手法となったターゲット結合性物質の探索による治療薬シード探索法の有用性についても示すことができた。
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自由記述の分野 |
生薬学、天然物化学、認知症治療薬
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では新規メカニズムによる認知症治療薬シードを数点見出したこと以外に、ターゲットに直接結合する成分の分析手法や、予定外であった作用による有効成分を見出すことが出来た。これらのことから本研究成果は、新たな治療薬候補を開発するにとどまらず、新たな視点による認知症治療方法の開発の一助となることが期待できる。また本研究で確立した検出手法についても、今後の類似研究への応用が期待できる。
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