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2023 年度 研究成果報告書

グルココルチコイド代謝酵素を標的とした疫学的手法による糖尿病の合併症予防戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 21K06645
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関佐賀大学

研究代表者

島ノ江 千里  佐賀大学, 医学部附属病院, 教授 (10734064)

研究分担者 松本 明子  佐賀大学, 医学部, 准教授 (10330979)
田中 恵太郎  佐賀大学, 医学部, 教授 (50217022)
原 めぐみ  佐賀大学, 医学部, 准教授 (90336115)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード高血圧 / 11βHSD / 糖尿病 / HbA1c / コーホート研究 / グルココルチコイド活性 / コルチゾール / コルチゾン
研究成果の概要

本研究では、HbA1cとコルチゾール代謝調節遺伝子のメチル化との関連、および糖尿病と高血圧の関連に尿中コルチゾール/コルチゾン比(GC比)が影響するかについて検討した。
その結果、HbA1cに関連するCYP11B1のメチル化部位を同定し、糖尿病と高血圧症との関連がGC比レベルによって異なることを見つけた。
以上のことから、コルチゾール代謝活性が、メチル化や高血圧を介して糖尿病の重症化に関与していく可能性が示唆されたと考えられる。

自由記述の分野

疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで、細胞、および動物実験などで心血管障害の発症には、過剰なコルチゾールを回避する11β-HSD2が重要な役割を果たすと考えられてきた。尿中コルチゾール/コルチゾン比をターゲットとしたヒトでの本研究により、糖尿病と高血圧の関連に11β-HSD2が影響している可能性や11β-HSDと関連する部位のメチル化とHbA1cとの関連が示唆されたことから、この機構に着目する糖尿病治療戦略の礎となるエビデンスとして活用されることが期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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