リキッドバイオプシーによるCTCを活用した膵癌化学療法の有効性・安全性を担保し得る高精度治療マネジメントプラットフォーム構築による膵癌患者の予後改善を目指して、化学療法時のCTCの時間的推移について、FORFIRINOX、GnP療法を用いて、ヒト膵癌SUIT-2xenograftマウスに対する治療を、週一回投与を9週間おこない、長期治療時のCTC動態を検討した。CTC数は治療回毎に一過性の上昇を認めるものの、治療回数に伴ってCTC数が減少傾向がみとめられた。さらにin vitroでの腫瘍組織観察から治療後期では壊死部分と分裂部分が混在する不均一性を示し、治療効果を反映するシグナルと考えられた。
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