• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

腫瘍随伴マクロファージが分泌するプロサポシンによる癌伸展作用の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K06736
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48010:解剖学関連
研究機関松山大学 (2022-2023)
愛媛大学 (2021)

研究代表者

鍋加 浩明  松山大学, 薬学部, 教授 (60581098)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードプロサポシン / 腫瘍随伴マクロファージ / 癌進展 / ソルチリン / mRNA / 大腸癌
研究成果の概要

神経が傷ついた時にプロサポシンと呼ばれる物質が増えて神経を守ります。一方、がん細胞が広がっていく時にも、がんの近くの細胞がプロサポシンを放出し、そのプロサポシンをがん細胞が受け取っていることが分かりました。これはがん細胞が広がっていく時にプロサポシンを栄養のように取り込むことを示しています。例えば脳梗塞のとき、プロサポシンは傷ついた神経に対して良い効果を示します。一方、大腸がんのときはがんに対して栄養になってしまい、反対に体に悪い効果となってしまうのです。そこでプロサポシンを分泌させたり止めたりを自由に切り替えることができるようになれば、新たながん治療方法となる可能性があります。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

プロサポシンはもともと体の中にある物質です。プロサポシンには体にいい効果もあり、全身のプロサポシンを減少させてしまうと副作用が出てしまいます。そこで、がんのまわりだけプロサポシンを減らせるという新しいがん治療方法を開発しています。プロサポシンを細胞の中で分解させることで、周囲のがん細胞に栄養を与えないという治療方法です。栄養が足りなくなったがんは伸びるのをやめます。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi