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2023 年度 研究成果報告書

CHP3欠損マウスを用いた糖尿病由来の心不全発症メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K06774
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48020:生理学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

古林 創史  昭和大学, 薬学部, 講師 (50511531)

研究分担者 野部 浩司  昭和大学, 薬学部, 教授 (30276612)
柴田 佳太  昭和大学, 薬学部, 准教授 (50727328)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードCHP3 / 心筋細胞 / 骨格筋細胞
研究成果の概要

カルシニューリンB様タンパク質3(CHP3)は機能が不明なタンパク質の一つである。先行研究より、CHP3はインスリンシグナルを介して心筋細胞の容積を調節することを見出した。そこで、CHP3が肥満や糖尿病による心肥大形成に与える影響を明らかにすることを目的とした。CHP3欠損マウスは、加齢とともに体重および心臓の重量が増すことが明らかになった。また、48週齢のCHP3欠損マウスでは野生型に比べて糖負荷後の血糖値が上昇した。さらに大腿直筋とヒラメ筋の重量が減少し、筋力も低下することが分かった。したがって、CHP3の欠損は骨格筋減少による糖代謝異常を引き起こし、心臓を肥大化させることが示唆された。

自由記述の分野

生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、高インスリン血症による心肥大の発症を抑制する方法は確立されていない。本研究ではCHP3の機能を明らかにすることで、肥満や糖尿病由来の心肥大を抑制する方法の開発に貢献できると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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