低浸透圧条件下において、タウリンによるバソプレシンニューロンの膜脱分極と自発的発火活動の抑制に関与する可能性のある膜タンパク質の発現を検討した結果、GABAA受容体のα、β、γ型が確認された。 低浸透圧刺激によるバソプレシンニューロンの容積膨張後に活性化する容積感受性アニオンチャネルVSORは、LRRC8Aをコアとした8B-8Eの組合せによる六量体を構成していることが知られている。それらの組合せにおいて、遺伝子ノックダウン細胞と過剰発現細胞を用いてパッチクランプ法と断面積測定法により解析した結果、8Aだけでなく、8Dも低浸透圧による細胞膨張後の容積回復機構に重要な役割を担うことが示唆された。
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