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2023 年度 研究成果報告書

マスト細胞におけるGata2遺伝子高度活性化の分子機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K06816
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関東北大学

研究代表者

大根田 絹子  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (50323291)

研究分担者 大森 慎也  高崎健康福祉大学, 薬学部, 講師 (10509194)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードマスト細胞 / 好塩基球 / エンハンサー / 転写因子 / 遺伝子発現制御 / トランスクリプトーム
研究成果の概要

マスト細胞は血球系細胞の一種であり、末梢組織に存在し、アレルギーや病原微生物に対する生体防御反応などの機能を有する。マスト細胞に特異的な遺伝子の多くが、転写因子GATA2によって制御されている。マスト細胞においてGata2遺伝子は高レベルで発現しているが、その分子メカニズムはわかっていなかった。本研究では、マウスGata2遺伝子の+53kbpに存在する領域がマスト細胞において活性化していることを発見し、この領域をゲノム編集法で欠失させたマウスではマスト細胞の分化が一部障害されることを見出した。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、マスト細胞と好塩基球でのGata2遺伝子の発現を制御し、ヒトとマウスで保存された新規エンハンサー領域を同定した。Gata2遺伝子には複数のエンハンサーが同定されており、血球の分化段階や細胞系列によって時空間的にその機能が調整されている。本研究はマスト細胞・好塩基球ではたらく新しいGATA2の発現制御メカニズムを明らかにした。

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公開日: 2025-01-30  

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