研究課題/領域番号 |
21K06925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
伊波 英克 大分大学, 医学部, 准教授 (50242631)
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研究分担者 |
緒方 正男 大分大学, 医学部, 教授 (10332892)
萩原 將太郎 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (50306635)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 成人T細胞白血病 / トランスクリプトーム / 発症リスク / 予後予測 |
研究成果の概要 |
ATL細胞に対するDNAマイクロアレイ解析からATL細胞とTregとで顕著な差異を示す20の遺伝子を特定し、上位5種類(CADM1・Tex19・ID1・HoxB9・MEIS2)の遺伝子をATLバイオマーカーとして評価した。CADM1は悪性化と並行して誘導;ID1・Tex19はすべての悪性型で恒常発現;HoxB9・MEIS2は急性型ATLでのみ発現と3グループに分類された。全ATL亜型誘導性のTex19・ID1はATL発症リスクマーカーとして、急性型ATL限定のHoxB9・MEIS2は疾患進行の予後予測マーカーとなる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
分子腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回新たに特定した2つの異なるサブセットのATL新規バイオマーカーはATL発症リスクマーカーとして、または疾患進行の予後予測マーカーとなる可能性が示唆された。臨床標本を用いたさらなる研究が必要だが、定量的バイオマーカーの特定はATLの発症リスクを診断し、各患者に適切な治療オプションを提供する用途が期待される。
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