研究成果の概要 |
幹細胞と間質支持細胞の相互作用により薬剤耐性が誘導されることが知られている。今回新たな実験系である「間接的CRISPR screening」を確立した。間質支持細胞にCRISPR libraryと紫外線照射にて緑色から赤色へ光変換するDendra2を導入し、抗癌剤下で腫瘍細胞株と共培養した。スクリーニングにより39遺伝子を同定しし、候補遺伝子の中で、C9orf89, MAGI2, MLPH, RHBDD2欠損支持細胞で薬剤耐性を誘導することが確認された。今回確立した間接的CRISPR screeningは細胞間相互作用機序の解明や新薬開発の新たなプラットフォームになり得る。
|