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2023 年度 研究成果報告書

腫瘍細胞の細胞外脂質依存性を利用した新規がん治療モデルの確立

研究課題

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研究課題/領域番号 21K06965
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山本 浩平  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (50451927)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードがん / 細胞死 / フェロトーシス / 新規治療戦略
研究成果の概要

細胞外脂肪酸の減少によるGPX4のタンパクレベルの減少のメカニズムについて、細胞実験において、FABP5がGPX4の発現量をタンパクレベルでコントロールしていることが確認された。この現象は細胞外の脂肪酸の量によるものではなく、細胞外のセレンの濃度が細胞内のGPX4に大きく影響をおよぼすことが明らかとなった。これは同じグルタチオンペルオキシ ダーゼ群であるGPX1においても同様な現象が認められた。一方で同じくセレノプロテインであるTXNRD1においては細胞外のセレン量による変化はほとんど認められないという、興味深い結果が得られた。

自由記述の分野

腫瘍病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

セレン元素を必須とするセレノプロテインのなかでもグルタチオンペルオキシダーゼ群での細胞外セレン元素量に対する影響が強く、TXNRD群ではその影響がほとんど認めないことから、セレノシステイン残基を用いたセレン元素の取り込みに関し、セレノプロテイン間で大きなメカニズムの違いが存在することが示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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