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2023 年度 研究成果報告書

ラット腹膜中皮腫検体でのマイクロサテライトマーカーを用いるゲノム欠失解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K06968
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

岡崎 泰昌  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (30403489)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード悪性中皮腫 / 動物発がんモデル / マイクロサテライト
研究成果の概要

ヒト悪性中皮腫で高頻度に見られる遺伝子異常は、CDKN2A/2B(Cyclin-dependent kinase inhibitor 2A/2B)、NF2(neurofibromatosis type 2)、BAP1(BRCA1-associated protein 1)が知られている。そのため、Cdkn2a/2b領域やNf2領域が存在する染色体を中心にPCR法によるF1 hybrid rat [Brown-Norway(BN), Fischer344 (F344)]由来悪性中皮腫のマイクロサテライト解析を行い、アスベスト線維や多層カーボンナノチューブにより異なるゲノム欠失パターンが見られた。

自由記述の分野

実験病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中皮腫は工業製品や建築材の原料として使用されてきたアスベスト線維により生じる。現在ではアスベスト線維の商業利用は禁止されているものの、輸入量から中皮腫患者数の推測が可能であり、本邦では2025-2030年が患者数のピークで徐々に漸減することが推測されいる。中皮腫は疾患特異的な症状に乏しく早期発見が困難であるため、しばしば進行期で発見され、中皮腫を主因として死亡される方が多い。そのため、今後数十年にわたり中皮腫の発症と死去が危惧されており、基礎研究も必要性がある。本研究計画では鉄化合物や線維状物質を用いて誘発したラット中皮腫検体を用い、マイクロサテライトマーカーを用いてゲノム欠失の解析を行った。

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公開日: 2025-01-30  

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