研究課題/領域番号 |
21K06970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤倉 純二 京都大学, 医学研究科, 助教 (70378743)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 膵 / 腸管 / RFX6 / iPS細胞 / 発生 / Mitchell-Riley症候群 / 糖尿病 / インクレチン |
研究成果の概要 |
RFX6は、膵低形成や腸管閉鎖を呈し糖尿病を発症するMitchell-Riley症候群の原因遺伝子である。RFX6ヘテロおよびホモのGFP K/I(K/O)hiPSCを樹立し内胚葉へ誘導した。原始腸管以後のPDX1及びCDX2陽性細胞は殆どがRFX6陽性であり、RFX6欠損によって両細胞数は著減した。cap解析を用いて、RFX6結合X-boxモチーフを発見し、PDX1とCDX2のエンハンサー領域にあるモチーフ配列がvitroでRFX6と結合することを示した。初期内胚葉形成の欠陥がMitchell-Riley症候群の病因であることを示した。
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自由記述の分野 |
内分泌・代謝
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RFX6はMitchell-Riley症候群だけでなく腸管内分泌や膵β細胞の分化や機能に関わっている。今回RFX6欠損hiPSCを内胚葉分化系に適用し、病態モデル作成に成功した。ヒト胎児で不可能な網羅的解析を行いRFX6の結合する新たなmotifを発見しえた。今後RFX6が制御する遺伝子群の検討により各種内胚葉系疾患の病態解明が可能となる。また、RFX6発現をGFP蛍光で示す本細胞を用いてRFX6を制御する物質を探索し、RFX6陽性細胞由来である膵・腸管内分泌細胞への分化促進因子をスクリーニングし、vitroでの膵・腸管細胞分化を実現させることにより膵腸管疾患再生医療への展開が可能となる。
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