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2023 年度 研究成果報告書

肥満誘導性がんにおけるオルガネラ相互作用の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07102
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

森田 斉弘  熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 客員教授 (50549475)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードがん / mRNA翻訳
研究成果の概要

本研究課題では、肥満がどのようにがんの発症・進展に影響を与えるのか、分子レベルで解明することが目的である。栄養センサーmTORC1が、がん細胞のエネルギーバランス維持に重要であることを明らかにし、ポリソームプロファイリングとRNA-seq解析により、がん部で活性化したmRNA群を特定した。その解析から、「エネルギーバランス維持のためのmRNA翻訳の動的変化」という新たな概念を提唱し、肥満関連がん発症機構の解明に大きく貢献した。期間中には、Cell Metabolism誌に最終責任著者として論文を発表し、その他のハイインパクトジャーナルに共著論文を発表するなど、大きな成果を挙げることができた。

自由記述の分野

mRNA翻訳

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、肥満ががんの発症・進展に与える影響を分子レベルで解明し、「エネルギーバランス維持のためのmRNA翻訳の動的変化」という新たな概念を提唱することで、肥満関連がんの発症メカニズムを解明した。この成果は、新たな治療標的の創出、早期診断・治療法の開発、予防法の開発、公衆衛生政策の策定など、肥満関連がん対策の様々な側面に貢献することが期待される。更なる研究開発を通じて、肥満関連がんという深刻な課題克服に貢献していくことが重要である。

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公開日: 2025-01-30  

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