研究課題/領域番号 |
21K07152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
磯部 大地 九州大学, 医学研究院, 助教 (30838727)
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研究分担者 |
菊繁 吉謙 九州大学, 大学病院, 講師 (40619706)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | クローン性造血 / 大腸がん / 腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
固形がんにおいて加齢に伴うクローン性造血の合併は予後不良因子である。その機序を明らかにするために本研究では血中及び腫瘍組織中の白血球の各画分の遺伝子変異をそれぞれ解析し、クローン性造血とがん微小環境における免疫応答との関連を詳らかにすることを目的とした。解析の結果、血中及び腫瘍組織中に存在する免疫細胞の一部に遺伝子変異を認めることを確認した。認めた変異についてin vitroでの白血球の機能解析を現在行っている。
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自由記述の分野 |
がん
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
固形がんにおいて加齢に伴うクローン性造血の合併は予後不良因子である。今回我々の白血球画分ごとに細胞を選別した上ての解析の結果、血中及び腫瘍組織中に存在する免疫細胞の一部に遺伝子変異を認めることを確認した。現在行っている機能解析により、クローン性造血由来の免疫細胞が腫瘍進展を制御できない機序を明らかにできれば、クローン性造血を標的としたがん治療の開発の足掛かりとなることが期待される。
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