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2023 年度 研究成果報告書

大腸がんctDNAの術後早期再発診断システム開発と再発への進化系統樹の臨床的意義

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07179
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関九州大学

研究代表者

米村 祐輔  九州大学, 大学病院, 助教 (00883993)

研究分担者 三森 功士  九州大学, 大学病院, 教授 (50322748)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードメチル化 / MRD / 補助化学療法 / ctDNA / digitalPCR / 転移ニッチ / CAF
研究成果の概要

われわれはメチル化アレイデータを解析し、①大腸がん特異的、②癌細胞特異的、③健常組織非発現、④標的転写産物の発現とメチル化βvalueが逆相関、⑤独立予後不良因子。以上5つの条件を満たす3マーカーGPC6, FGD5, MSC を選定した。ctDNAを抽出後Digital PCRを用いた検出系で解析し臨床的意義を明らかにした。またGPC6(高メチル化)低発現CAF細胞と共局在する細胞および情報交換する遺伝子をシングルセルデータの機械学習パイプラインDeepCOLORにより求めた結果、GPC6はCAF由来でありCCL2を分泌して転移巣形成に寄与していることを明らかにした。

自由記述の分野

外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸がんの罹患率・死亡率は世界でも本邦でも依然として高く社会問題の一つである。特に根治切除可能なstage IIまたはIII進行大腸がんは、治療の感受性(抵抗性)評価、再発の早期診断を実現する必要がある。本研究の成果により治療後の再発の要因となりうるMRDを正確にモニタリングできる様になった点の社会的意義は大きい。また転移のマーカーがCAF由来であったのは、転移成立の本質を学術的に捉える上でシングルセル解析が可能になった現在だからこその結果であり、学術的に有意義であった。

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公開日: 2025-01-30  

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