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2023 年度 研究成果報告書

ヒト肉腫自然発症モデルを利用した血中悪性化指標マーカーの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07192
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

山田 大祐  岡山大学, 医歯薬学域, 研究准教授 (50733680)

研究分担者 中田 英二  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (10649304)
宝田 剛志  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (30377428)
高尾 知佳  岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (40612429)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードヒト多能性幹細胞 / 希少がん / ユーイング肉腫 / 病態モデリング / がん幹細胞
研究成果の概要

マウス肉腫モデルを用いた先行研究により、肢芽間葉系細胞系譜の細胞がユーイング肉腫(EwS)の起源となることが示されているが、ヒト肢芽間葉系細胞を用いたEwSモデルに関してはこれまで樹立されていなかった。本研究では、EwSの発症/悪性化機構の解明を行うために、ヒト多能性幹細胞から誘導した拡大培養が可能な肢芽間葉系細胞(Expandable limb bud-like mesenchymal cells, ExpLBM)を用いた肉腫モデルの構築を検討した。ExpLBM由来骨原基において、EWS/FLI1の発現誘導によりユーイング肉腫マーカー陽性な新たなEwSモデルの開発に成功した。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

EwSは小児や若年者といったAYA世代での発症例が多く、骨原発が約8割を占める少円形細胞腫瘍である。集学的治療により遠隔転移がない症例の5年生存率は約7割に向上しているが、再発頻度も高く、遠隔転移を有する症例では生存率は2割以下である。しかし、年間症例数が非常に少ない希少がんという性質上、多数の良質な臨床検体を収集し解析を行うのも困難であることから、安定供給が可能かつ肉腫組織で確認されている表現型(組織像、遺伝子発現プロファイルなど)及び遺伝子変異を模倣している腫瘍モデルの開発が求められている。したがって、我々が開発した肉腫モデルは極めて有用な研究ツールになることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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