研究課題/領域番号 |
21K07301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
志賀 孝宏 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (50784378)
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研究分担者 |
野中 里紗 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (90614248)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 老化 / iPS細胞 |
研究成果の概要 |
我が国の高齢化が進むにつれて、高齢発症神経変性疾患を患う人の割合が増大することが危惧される。神経変性疾患に対するアプローチとしてiPS細胞を用いた神経変性疾患モデルの研究が多く報告されているが、時間軸・脳構造・解析技術を考慮していない研究が多く、患者剖検脳に見られる病態を確認できている例はほとんど存在しない。本研究は、申請者が確立している簡易的に老化を促進させる低分子化合物と効率的なグリア系細胞への誘導を応用して、平面上に高齢期の脳構造を模倣した新たなデバイスを作成し、高齢発症神経変性疾患の病態解析に応用することを目指した研究である。
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自由記述の分野 |
神経科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で確立された技術は、多検体の高齢発症神経変性疾患病態解析や創薬スクリーニングに適した手法の開発を目的として構築した基盤システムであり、従来の単層培養法と比較してして高精度な結果を得ることができる。さらに、時間軸・脳内環境を模倣したモデルのため、ヒト剖検脳に近いデータを取得できる可能性を秘めている。また、様々な神経変性疾患にも応用可能なシステムなため、効率的に病態表現型や創薬スクリーニング行うことができる。
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