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2023 年度 実施状況報告書

多発性骨髄腫における「microRNA-DNA修復機構」の薬剤耐性のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 21K07312
研究機関群馬大学

研究代表者

齋藤 貴之  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80375542)

研究分担者 小田 司  群馬大学, 生体調節研究所, 助教 (10323643)
笠松 哲光  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (60737542)
後藤 七海  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (80782482)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード低酸素 / 多発性骨髄腫 / APEX1
研究実績の概要

・多発性骨髄腫株のKMS27を使用して、Deferoxamineを使い化学的低酸素状態を作成し、低酸素で誘導される遺伝子のKDM3A, HK2, VEGFAのmRNA発現を検討して、KDM3Aが上昇していることを確認した。KMS27にDeferoxamine(+)と(ー)で次世代RNA Seqを用いて、RNA発現量を検討した。HIFやケモカイン応答の上昇が確認された。これらが多発性骨髄腫の病態に関与する可能性が示唆された。

・DNA修復遺伝子のKMS27のAPE1 knockdownではAPE1の抑制が不十分であり、細胞増殖の機序解明には至らなかったため、knockout株を作製した。KMS27KO株の生物学的特徴を検討したが、細胞増殖の抑制あ効果は得られなかった。

・APEX1遺伝子WT細胞株、APEX1遺伝子KO細胞株を用いて、化学的低酸素状態と培養低酸素状態にした時の遺伝子発現の影響を検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

化学的低酸素の条件で見いだされたAPEX1遺伝子でKnockdown細胞株とKnockout細胞株を作製したが、MMの生物学的影響が明らかにならなかった。そのため、低酸素培養の条件と比較する必要ができたためである。

今後の研究の推進方策

APEX1遺伝子WT細胞株、APEX1遺伝子KO細胞株を用いて、化学的低酸素状態と培養低酸素状態にした時の遺伝子発現の影響を検討して、標的遺伝子や標的microRNAの影響を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

化学的低酸素による細胞株の影響を検討したが、標的遺伝子の生物学的影響が明らかでなかった。低酸素培養条件と比較する必要があったため、実験計画の延期が必要だった。

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公開日: 2024-12-25  

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