研究課題/領域番号 |
21K07373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
石田 明夫 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10343378)
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研究分担者 |
渡嘉敷 崇 琉球大学, 医学部, 非常勤講師 (10336365)
池松 真也 沖縄工業高等専門学校, 生物資源工学科, 教授 (40442488)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 認知機能 / 腸内細菌 / 血管機能 / 動脈スティフネス / 運動機能 |
研究成果の概要 |
地域在住の自治会活動に参加している比較的健康な65歳以上の高齢者およびその家族176名の腸内細菌解析を行なった。認知機能評価と腸内細菌解析を実施した157名のデータ解析を行なった。研究対象者の約70%でMMSEやMoCA-Jで評価した認知機能低下が疑われた。加齢により腸内細菌のエンテロタイプは違いを認めた。認知機能の低下に伴い変化する腸内細菌が存在する可能性を見出した。今後、血管機能と腸内細菌との関連も解析していく。
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自由記述の分野 |
内科学一般
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知機能や血管機能の低下は加齢の影響が大きく、超高齢社会では今後さらに患者数が増加することが予想されている。しかし、有効な治療戦略はまだない。地域在住の比較的健康な高齢者においても認知機能低下と腸内細菌が関連する可能性を確認した。今後、腸内細菌をコントロールするための食生活を含めた生活習慣に関する研究を蓄積することで、認知症や脳心血管病発症の予防につながり、健康寿命の延伸に寄与する可能性がある。
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