研究実績の概要 |
オートファジーを標的とした神経変性疾患の治療薬開発を目的として、Beclin1複合体に対するハイスループットスクリーニング系を構築する。NanoBiTを用いたprotein-protein相互作用測定システムで、Beclin1, UVRAG, Rubiconの相互作用を定量化する。そのために、NanoBiTの2つのサブユニット(LgBiTとSmBiT)とBeclin1, UVRAG, Rubiconの各融合遺伝子を作製した(LgBiT-Beclin1, SmBiT-Beclin1, LgBiT-UVRAG, SmBiT-UVRAG, LgBiT-Rubicon, SmBiT-Rubicon)。作製した発現ベクターをHEK293細胞へ導入し、抗Beclin1, 抗UVRAG, 抗Rubicon, 抗LgBiT抗体のウエスタンブロットで融合タンパク質の発現を確認した。今後、各組み合わせで相互作用の測定が可能か検討する予定である。
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