去年度RECの効果が認められなかったため、投与マウスの月齢を7月齢から4月齢に変更して以下去年度と同様の実験を行た。 1) ADモデルマウスにRECを移植した:アミロイド前駆体蛋白(APP)を過剰発現した、4月齢のADモデルマウス(APPマウス)の両海馬(ブレグマから2.06㎜後方、1.75㎜左右、1.75㎜の深さ)にRECあるいはPBSを投与した。検体数はREC投与群、PBS投与群、SHAM群それぞれ、10例ずつおこなった。。 2) RECの治療効果を行動学的に評価した:RECを投与後10週間で、Morrisの水迷路を用いて、REC移植による治療効果を行動学的に検証した。その結果、REC投与群において、有意な記憶障害の軽減傾向が認められた。
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