研究課題/領域番号 |
21K07523
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
野上 耕二郎 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (60891265)
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研究分担者 |
野出 孝一 佐賀大学, 医学部, 教授 (80359950)
白木 綾 佐賀大学, 医学部, 寄附講座教授 (50638252)
西原 正志 佐賀大学, 医学部, 助教 (50516557)
扇谷 昌宏 旭川医科大学, 医学部, 講師 (60636455)
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 教授 (00294942)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 准教授 (60467892)
村川 徹 (平地徹) 佐賀大学, 医学部, 助教 (00813049)
立石 洋 佐賀大学, 医学部, 講師 (50457470)
國武 裕 佐賀大学, 医学部, 講師 (30404148)
松島 淳 佐賀大学, 医学部, 助教 (90773151)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 睡眠時無呼吸症候群 / ミクログリア / 神経炎症 |
研究実績の概要 |
2021年4月から11月にかけて、研究室における実験設備、試薬を購入し、iMG(induced microglial-like cell)の作製手技を共同研究者より習得し、その後も研究代表者を含む研究者でiMG単離、誘導の手技を再確認した。2021年7月29日に佐賀大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会において、循環器内科睡眠時無呼吸外来で精神科薬の内服がない成人で睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者に対して、精神科病棟に1泊2日で入院の上、最大70mlの採血、唾液3mlの採取、頭部MRI検査、脳波検査、睡眠ポリグラフ検査、各種心理検査を行い、CPAP適応の可否を判断し、適応となった患者に対しては3か月CPAPを行い、その後再度精神科病棟に検査入院を行う倫理申請を行い、承認された。その後、2021年12月に1例目の患者、2022年3月31日までに2例目の患者が入院し、1例目の患者に関してはCPAP後の入院検査まで修了。また、2022年3月31日までにさらに2回倫理委員会変更申請を行い、多施設研究、外部への検査委託も追加し、多施設研究においては、九州大学において定量脳波解析と、メタボローム解析を依頼し、提携した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究開始1年以内に、実験手技も確立し、倫理委員会の承認に加え、2回の変更申請が承認され、当初の予定よりも順調に該当患者を確保できているため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き患者のデータを蓄積し、Microarray、定量脳波解析、プロテオミクス解析を通して得られた知見を論文化していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
同研究室の他プロジェクトにおいて新規購入した機材を、そのまま当研究で購入を予定していた機材の代わりにそのまま利用できたため、初年度に新規で当プロジェクトにおいて購入する必要性がなくなったため。また、倫理委員会通過後に該当患者の入院が2022年1月以降となり、現在2022年5月2時点で6名の患者が集まっているが、謝礼は2022年になってからの支払いになっており、必要分は適宜予定の謝礼分研究費から支払い、今後も同様に使用していく。また、2022年5月以降は、MicroarrayとNODDIの画像解析委託費用にもそれぞれ総額200万円、130万円使用予定であり、他プロジェクトでの解析と提出検体に応じた負担金を支出予定である。
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