研究課題/領域番号 |
21K07542
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
篠山 大明 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (90447764)
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研究分担者 |
本田 秀夫 信州大学, 医学部, 教授(特定雇用) (20521298)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | コホート研究 |
研究実績の概要 |
長野県岡谷市立小学校である全7校に在籍する小学6年生403名を対象とし、各対象児童に子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)(自己記入用)およびTen-item Internet Gaming Disorder Test(IGDT-10)日本語版を配布し、各対象児童の保護者にADHD評価スケール(家庭版)、自閉症スペクトラム指数(児童用)、SDQ(親記入用)を配布し、回答を依頼した。163名の児童と保護者から回答を得られた。 それぞれの評価尺度の平均得点(標準偏差)はSDQ(自己記入用)総合的困難さ得点 8.3 (5.3) (有効回答数152)、IGDT-10得点 0.5 (1.3) (有効回答数157)、ADHD評価スケール(家庭版)総得点 4.6 (7.6) (有効回答数160)、AQ(児童用)総合得点 16.7 (7.8)(有効回答数150)、SDQ(親記入用)総合的困難さ得点 6.8 (5.1)(有効回答数160)であった。ADHD評価スケール(家庭版)にて11-13歳の93パーセンタイルカットオフとして用いられるスコア(男児34点、女児20点)以上の総得点であった割合は男児4.4%、女児3.3%であった。自閉症スペクトラム指数(児童用)のカットオフ25点以上であった割合は16.7%であった。SDQ(親記入用)において特別な対応が必要なレベルの目安とされる17点以上であった割合は6.2%であった。IGDT-10にてインターネット・ゲーム障害の可能性があるとされる基準値5点以上であった割合は1.9%であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通りに、長野県岡谷市立小学校である全7校に在籍する小学6年生を対象とした調査を実施でき、集計を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
データを蓄積するために、令和4年度の小学6年生に対しても本年度と同様の調査を行う。回答率をあげるために、配布を行う学校と配布方法等について検討する。母子保健データとの紐づけも行い、乳幼児期の特徴と小学6年生時点におけるストレスや発達障害特性との関連についても明らかにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
関係者との打ち合わせが新型コロナウイルス感染症の拡大により一部中止になったりオンラインでの実施になったりしたことで旅費が少なくなった。人件費を用いずに研究者自らデータ入力作業をした時間が想定より多く、アンケート回収率が想定よりやや低かったため、データ入力の人件費が予定より少なくなった。また、被検者への謝礼に関する費用も少なくなった。これらの理由より次年度使用が生じた。次年度は回収率をあげる工夫を行うことにより、当初の予定通りに使用する予定である
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