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2023 年度 実績報告書

母子保健情報の活用による精神健康問題の早期発見のための悉皆的コホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K07542
研究機関信州大学

研究代表者

篠山 大明  信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (90447764)

研究分担者 本田 秀夫  信州大学, 医学部, 教授(特定雇用) (20521298)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード子どものメンタルヘル / インターネット・ゲーム
研究実績の概要

長野県岡谷市立小学校である全7校に在籍する小学6年生345名を対象とし、各対象児童に子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)(自己記入用)およびTen-item Internet Gaming Disorder Test(IGDT-10)日本語版を配布し、各対象児童の保護者にADHD評価スケール(家庭版)、自閉症スペクトラム指数(児童用)、SDQ(親記入用)を配布し、回答を依頼した。131名の児童と保護者から回答を得られた。それぞれの評価尺度の平均得点(標準偏差)はSDQ(自己記入用)総合的困難さ得点 8.6 (6.1) (有効回答数130)、IGDT-10得点 0.5 (1.1) (有効回答数118)、ADHD評価スケール(家庭版)総得点 5.3 (6.9) (有効回答数128)、AQ(児童用)総合得点 15.8 (7.0)(有効回答数124)、SDQ(親記入用)総合的困難さ得点 7.3 (5.5)(有効回答数130)であった。ADHD評価スケール(家庭版)にて11-13歳の93パーセンタイルカットオフとして用いられるスコア(男児34点、女児20点)以上の総得点であった割合は男児0%、女児1.4%であった。自閉症スペクトラム指数(児童用)のカットオフ25点以上であった割合は11.3%であった。SDQ(親記入用)において特別な対応が必要なレベルの目安とされる17点以上であった割合は6.2%であった。IGDT-10にてインターネット・ゲーム障害の可能性があるとされる基準値5点以上であった割合は0.8%であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Maternal postpartum depression symptoms and early childhood hyperactive/aggressive behavior are independently associated with later attention deficit/hyperactivity symptoms2023

    • 著者名/発表者名
      Sasayama Daimei、Owa Tomonori、Kudo Tetsuya、Kaneko Wakako、Makita Mizuho、Kuge Rie、Shiraishi Ken、Nomiyama Tetsuo、Washizuka Shinsuke、Honda Hideo
    • 雑誌名

      International Journal of Behavioral Development

      巻: - ページ: -

    • DOI

      10.1177/01650254231218285

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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