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2023 年度 研究成果報告書

ノンコーディング領域と中間サイズの変異に着目した精神疾患の遺伝要因解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07543
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

久島 周  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00732645)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード双極性障害 / 自閉スペクトラム症 / 統合失調症 / CNV / ノンコーディング領域
研究成果の概要

双極性障害、統合失調症、自閉スペクトラム症の3疾患について、ゲノムコピー数バリアント(CNV)の関与を調べた。その結果、神経発達症と関連することが知られるCNVが3疾患の発症リスクに関与することを明らかにした。また、タンパク質をコードしていないノンコーディング領域のCNVは、脳の遺伝子発現を調節することで、統合失調症と自閉スペクトラム症の発症に関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

精神医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、CNVが双極性障害、統合失調症、自閉スペクトラム症の発症に関与することを明らかにした。特に、神経発達症と関連するCNVがこれら3疾患で高い頻度で見られることを見出し、精神疾患の遺伝的基盤の理解に大きく貢献した。さらに、ノンコーディング領域のCNVが脳の遺伝子発現を調節することで、統合失調症と自閉スペクトラム症の発症に関与している可能性を示したことは、精神疾患の分子メカニズムに新たな視点をもたらす重要な知見である。本研究の成果は、精神疾患の遺伝的リスクの同定とその機能解明を進め、将来的には、個別化医療の実現や新規治療法の開発につながることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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