研究課題/領域番号 |
21K07550
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
中里 道子 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (10334195)
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研究分担者 |
河合 啓介 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 心療内科医長 (80325521)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 神経性過食症 / インターネット認知行動療法 / 摂食障害 |
研究実績の概要 |
神経性過食症(BN)、過食性障害(BED)に対する治療法として、欧米のガイドラインではオンラインのガイドセルフヘルプが最も推奨されているが、本邦においては開発されていない。本研究はランダム化比較試験を用いて欧州で開発されたBN、BEDに対するオンライン版認知行動療法(iGSH-CBT)+TAU(通常の治療)群の、TAU群に対する有効性の検証に関する研究であるが、BN、BEDに対して薬物療法と同等以上の効果が示されている認知行動療法をオンラインで治療を行う点でより普遍的であり、また、本疾患の高い治療脱落率に関しても大きく低減できる可能性がある点が特記すべき点である。 2022年4月時点で、計16名(国際医療福祉大学成田病院11名、袖ケ浦さつき台病院5名)がエントリーされており、うち、6名が試験期間を終了、4名が試験から脱落、3名が試験期間中で継続されている。報告時点までで、有害事象報告はなく、プログラムの安全な実施が確認できている。試験実施予定期間は2023年6月30日まで(症例登録機関は2022年6月30日まで)を予定しており、また、目標症例数は82名としており、さらなる参加者の登録が必要な状況である。本研究は他施設連携試験であり、新たに研究協力機関に加わった医療機関でのリクルート強化や、試験期間の延長を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年4月までに計16名がエントリーしており、安全に実施されている。今後、リクルートを継続していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、海外の共同研究開発機関の研究協力者とオンライン会議を行い、研究進捗会議、ライセンス契約更新の確認を行った。目標症例数は82名としており、Covid-19の影響もあり、リクルートの推進が課題となるために、さらなる参加者の登録が必要な状況である。脳画像検査、神経心理学的検査のデータ収集も今後継続して行っていく予定である。本研究は他施設連携試験であり、新たに研究協力機関に加わった医療機関でのリクルート強化や、研究協力機関の追加、コーチ役の研修会実施、試験期間の延長等を検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度の被験者リクルートが遅延していることと、海外出張の旅費の予定がなくなったため
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