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2023 年度 研究成果報告書

糖化ストレスが脳神経系機能低下に影響を及ぼす分子メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07555
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関静岡社会健康医学大学院大学 (2023)
公益財団法人東京都医学総合研究所 (2021-2022)

研究代表者

堀内 泰江  静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 教授 (00548985)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード統合失調症 / グリア細胞 / iPS細胞 / アストロサイト / 酸化ストレス / カルボニルストレス
研究成果の概要

統合失調症発症や症状の変化に対して、さまざまなストレスが関与することが知られており、遺伝、環境因子の接点としての疾患に内在する「ストレス脆弱性」は、病態機構の解明、治療法の開発の両面において大変重要であると考えられる。本研究で、統合失調症患者由来アストロサイトにおいて酸化ストレス、糖化ストレスが増加していることを見出し、患者由来アストロサイトにおいて終末糖化産物(Advanced Aged glycation: AGEs)が蓄積、アストロサイトの機能異常が示唆された。また、それらストレス脆弱性は神経細胞やアストロサイトなど細胞種により異なることが明らかになった。

自由記述の分野

遺伝医学、幹細胞学、遺伝カウンセリング学

研究成果の学術的意義や社会的意義

統合失調症のような有病率が高い多因子遺伝疾患iPS細胞由来神経細胞とグリア細胞における解析は国内外でも例がなく作成したiPS細胞リソースの有用性は統合失調症研究において極めて高い。これまでにいくつかの統合失調症患者由来iPS細胞を用いた解析が報告されているが、いずれも患者由来細胞からiPS細胞樹立とニューロンの解析のみにとどまっており臨床症状とつながる解析までには至っていない。本研究で用いる生体試料は臨床情報も備えているため、患者由来細胞の現象を明らかにするだけでなく、その変化が臨床症状とどのように関連するのかという踏み込んだ解析が可能となった。

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公開日: 2025-01-30  

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