研究課題
基盤研究(C)
本研究では3次元画像を用いた自己学習型GANによるEC手法と,virtual endoscopy像を用いたrecyle-GANによる EC手法を開発した.最終目標として両手法を組み合わせることによる最良のEC手法の実装を目指したが,virtual endoscopy像を用いたEC手法の精度が悪く,最終目標の実現に至らなかった.しかし,自己学習型GANによるEC手法では画像アノテーションのない小規模データセットに対してサブボクセル精度でECを実行できることが確認できた.
医用画像処理
開発した自己学習型GANを用いた電子クレンジング手法は従来法に比べ,自然なクレンジング画像の生成を可能とした.臨床現場における使用が可能となれば,従来に比べCTコロノグラフィ検査による電子クレンジングの精度向上が期待でき,大腸がん検診における被験者の負担を減らす効果及び検診率向上が期待できる.