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2021 年度 実施状況報告書

MRA血管走行・壁ストレス標準モデルを用いた脳卒中リスクの可視化

研究課題

研究課題/領域番号 21K07612
研究機関東北大学

研究代表者

麦倉 俊司  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (20375017)

研究分担者 太田 信  東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20400418)
安西 眸  東北大学, 流体科学研究所, 助教 (50736981)
森 菜緒子  東北大学, 医学系研究科, 助教 (90535064)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード脳卒中 / リスク / MR angiography
研究実績の概要

脳卒中はリスクファクターとして性別,人種,遺伝子,高血圧,糖尿病,脂質異常,加齢があげられている.MRIはイベントが発症してから出血や梗塞の範囲,閉塞血管を評価し,治療方針や予後を決定するために用いられているが,イベント発症前のリスク評価は行われていない.我々は,MR angiography(MRA)をMontreal Neurological Institute (MNI)templateにより標準座標へ変換することにより血管走行位置座標を標準化し,さらに血管の中心点を抽出し分岐点を同定することにより,標準座標上の血管走行を抽出する技術を開発した.本研究の目的は,脳卒中リスクをMRA画像により可視化することである.具体的には,1) 大規模地域住民コホートを用い,各年代の血管走行・壁ストレス標準モデルを作成する.2)モデルからの逸脱に関連する遺伝子,性別,年齢,生活習慣などの要因を明らかにし,脳卒中リスクファクターを定量化する.3)ラット高血圧モデルにおいて血管走行・壁ストレス変化を確認する.我々は,脳卒中発症前リスクを可視化することを目的に,医療技術,大規模コホート研究,工学技術の3つを融合させることにより,血管走行・壁ストレス標準モデルを作成する.本技術により,血管走行・壁ストレス標準モデルを作成し,脳卒中リスクを可視化し,更にラット高血圧モデルにおいてMRAを撮像し,確認する.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

大規模地域住民コホートでのMRAの画像解析の導入が遅れている.

今後の研究の推進方策

解析プログラムの整理,PC内への導入により多数例での解析を推進する予定.

次年度使用額が生じた理由

大規模コホートでの解析導入が進まなかったため次年度使用が生じた.

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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