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2023 年度 研究成果報告書

トリプルネガティブ乳がんの標的α線治療に資する放射性薬剤の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07613
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

山田 圭一  群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (70323334)

研究分担者 渡辺 茂樹  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 主幹研究員 (10450305)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード標的α線治療 / アスタチン-211 / トリプルネガティブ乳がん / 抗腫瘍ペプチド / 膜透過性ペプチド / 水溶性高分子ミセル
研究成果の概要

1)ポリプロリンヘリックス型膜透過性ペプチドGPro-CPPを合成し,蛍光法により細胞膜透過性と核への局在を確認した.2)TNBC特異的に発現しているA2B受容体に対する抗体とα線放出核種At-211で標識したCPPの連結に用いる抗体Fc領域特異的標識用環状ペプチドを合成した.3)At-211標識抗腫瘍ペプチドを内封するための高分子ミセルを合成した.

自由記述の分野

生物有機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

標的α線治療(TAT)は,飛程の短いα線によりDNAに直接ダメージを与えることから副作用の少ない核医学治療法として期待されている.本研究では予後不良のトリプルネガティブ乳がん(TNBC)に特異的に作用するTAT薬剤の開発を目指し,At-211標識抗体とAt-211標識抗腫瘍ペプチドを主剤とする水溶性高分子ミセルの創製に向けた基礎検討を実施した.今回の研究で標識抗体を細胞内に導入するための構成要素となる膜透過性ペプチドを合成し、所定の機能を示すことが分かった.本研究を通じてTNBCの放射線治療に資するTAT薬剤の開発向けた有用な知見が得られた.

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公開日: 2025-01-30  

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